天井裏のネズミを自力で追い出す手順と侵入口を封鎖する方法

天井裏を走り回る複数のネズミのイメージ画像 ネズミ駆除

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夜中に天井裏から「カサカサ」「ドドドッ」という音が聞こえてきたら、ネズミが侵入しているサインかもしれません。

天井裏はネズミにとって暖かく安全な場所で、放置すると配線をかじられて火災のリスクが生じることもあります。

この記事では、天井裏のネズミを追い出すための具体的な方法と正しい順番、そして二度と侵入させないための侵入口封鎖のやり方まで、手順を追ってわかりやすく解説します。

「とにかく早く穴を塞ぎたい」と思っている方も、まずは正しい順番を確認してから動いてください。

順番を間違えると、被害がさらに深刻になる可能性があります。

天井裏にネズミがいるか確認する方法

天井裏にネズミが侵入しているかどうかは、いくつかのサインで確認できます。

音・糞・臭いの3つを手がかりに、まず状況を把握しましょう。

よく聞こえる音の種類と特徴

天井裏のネズミを最初に気づかせてくれるのは、音です。

特に夜間から明け方にかけて、以下のような音が聞こえる場合はネズミが活動している可能性が高いです。

1.「ドドドッ」「バタバタ」という音

天井裏を走り回っている音です。

ネズミは夜行性のため、就寝後に聞こえることが多いです。

2.「カリカリ」「ガリガリ」という音

木材や断熱材、電気配線をかじっている音です。

この音が続く場合は、建材への被害が進んでいる可能性があります。

3.「カサカサ」「ガサガサ」という音

断熱材の中や上をネズミが移動している音です。

4.「キーキー」「チーチー」という鳴き声

ネズミ同士が争ったり、繁殖したりする際に鳴きます。

鳴き声が頻繁に聞こえる場合は、複数匹いる可能性があります。

糞・臭い・かじり跡で判断する

音以外にも、以下のサインでネズミの存在を確認できます。

1.糞の発見

ネズミの糞は米粒程度の黒みを帯びた濃い茶色で楕円形をしています。

天井裏に上がって確認できる場合は、糞の量や新しさで被害の程度を判断できます。

新しい糞は黒く湿っており、古いものは乾燥して灰色になります。

2.アンモニア臭

ネズミの尿は独特のアンモニア臭を発します。

雨の日や湿度が高い日に臭いが強くなる場合は、ネズミが長期間住み着いている可能性があります。

3.かじり跡や断熱材の破損

天井から断熱材の破片が落ちてきたり、電気配線に傷がついていたりする場合は、ネズミによる被害が進んでいます。

配線をかじられると漏電や火災のリスクがあるため、早急な対応が必要です。

ネズミを追い出す際の順番

天井裏にネズミがいると確認できたら、すぐに穴を塞ぎたくなるかもしれません。

しかし、追い出す前に侵入口を封鎖してしまうのは絶対に避けてください。

正しい順番は「追い出す → 完了確認 → 封鎖」です。

先に封鎖すると起こる深刻な被害

ネズミが天井裏に残ったまま侵入口を塞いでしまうと、逃げ場を失ったネズミがパニックに陥り、脱出しようとして壁の石膏ボードや電気配線を激しくかじります。

これが原因で漏電や火災が発生した事例もあるため、非常に危険です。

さらに、逃げ場を失ったネズミが壁の中で死んでしまうと、数日後から強烈な腐敗臭が漂い始めます。

死骸を温床にしてウジやイエダニが大量発生する二次被害につながるため、解体清掃が必要になるケースもあります。

特に夏場は腐敗の進行が早く、断熱材に腐敗液が染み込んでしまうと修繕費用が大幅に膨らむことになります。

まず追い出すことを最優先に考えてください。

天井裏のネズミを追い出す方法

天井裏の入口にくん煙タイプの忌避剤を設置しているイメージ画像

天井裏のネズミを追い出す方法には大きく3つあります。

状況に応じて組み合わせながら対応しましょう。

くん煙タイプの忌避剤で追い出す

忌避剤(きひざい)とは、ネズミが嫌がる臭いを発してネズミを遠ざける薬剤のことです。

天井裏での使用には、くん煙タイプがもっとも適しています。

スプレータイプや設置タイプは天井裏に直接入って作業する必要がありますが、くん煙タイプなら天井裏の入口付近に置くだけで煙を充満させることができます。

ホームセンターで1,000円未満から購入できるため、まず最初に試してほしい方法です。

使用する際はネズミ用のものを選んでください。

ゴキブリなどの害虫用とは成分が異なります。

また、ペットや精密機器への影響を避けるため、使用前に必ず注意事項を確認してください。

忌避剤はネズミが侵入してすぐの段階で使うのが最も効果的です。

住み着いてから時間が経つほど、ネズミはその場所に執着するため追い出しにくくなります。

超音波器と忌避剤を組み合わせる

超音波発生器は、ネズミが不快に感じる周波数の音を発する機器です。

忌避剤と組み合わせることで、より高い追い出し効果が期待できます。

ただし、ネズミは学習能力が高いため、同じ音に慣れてしまう性質があります。

周波数がランダムに変化するタイプを選び、1 〜 2週間おきに設置場所を変えることで効果を持続させることができます。

超音波だけに頼るのではなく、忌避剤と併用することを前提に考えてください。

粘着シートで残留ネズミを捕獲する

忌避剤で追い出せなかったネズミには、粘着シートを使います。

粘着シートはネズミの通り道に設置し、上を通ったネズミを捕獲するものです。

1枚ずつではなく、4 〜 5枚を隙間なく連結して「面」として敷き詰めるのが効果的です。

ネズミは壁際を走る習性があるため、壁際に沿って設置してください。

捕獲したネズミはビニール袋に密閉して処分します。

素手で触れず、必ずゴム手袋を着用してください。

追い出し完了の3つのサイン

以下の3つがすべて揃ったことを確認してから、侵入口の封鎖に移ってください。

1.深夜に天井から足音やかじる音が1週間以上聞こえない

2.以前に掃除した場所に新しい糞が落ちていない

3.アンモニア臭や獣臭が薄れてきた

この3つのサインが揃い、最後の個体を捕獲してから10 〜 14日間異常がないことを確認できたら、封鎖に進んで問題ありません。

侵入口を特定して完全に封鎖する

配管周りの隙間を金網とパテで封鎖しているイメージ画像

追い出しが完了したら、次は侵入口の封鎖です。

ネズミは1円玉ほどの隙間があれば侵入できるため、建物の内外を丁寧に点検する必要があります。

封鎖には、ネズミがかじり切れない金属製の資材を使うことが絶対条件です。

屋内の主な侵入口と塞ぎ方

屋内で侵入口になりやすい場所は以下のとおりです。

1.エアコンの配管穴

壁に開いた配管穴に隙間がある場合は、防鼠パテや金網で塞ぎます。

2.キッチンの排水管・ガス管周り

配管と壁の間に隙間がある場合は、ステンレス製のたわしや金網をねじ込んで塞ぎます。

3.換気扇の開口部

使用していないときに隙間ができる場合は、防鼠金網を取り付けます。

4.押し入れの天板や鴨居の隙間

小さな隙間でも見逃さず、金網やパテで埋めてください。

屋外の主な侵入口と塞ぎ方

屋外で特に注意すべき場所は以下のとおりです。

1.軒下や屋根の隙間

屋根と外壁の接合部に隙間がある場合は、ステンレス製のパンチングメタルや金網をビスで固定します。

2.通気口・床下換気口

完全に塞ぐと換気ができなくなるため、ネズミが通れない細かい目の防鼠金網に交換します。

3.外壁のひび割れや穴

パテで埋めた上から金網を被せて固定すると、かじり破られにくくなります。

4.エアコン配管の屋外側

室外機付近の配管貫通部も忘れずに確認し、隙間をパテで埋めてください。

高所での作業が必要な場合は、無理をせず専門業者に依頼することをおすすめします。

追い出し・封鎖後にやるべき作業

天井裏で消毒スプレーを噴霧している作業員のイメージ画像

ネズミを追い出して侵入口を封鎖したら、天井裏に残った糞尿や死骸を放置しないでください。

病原菌やダニの二次被害につながるため、清掃と消毒は必ずセットで行いましょう。

糞尿の正しい除去と消毒の手順

まず、掃除機で糞を吸い取るのは厳禁です。

排気口から菌が室内に拡散するおそれがあります。

必ずマスクとゴム手袋を着用し、糞に消毒液を噴霧して湿らせてから、ペーパータオルで静かに拭き取ってください。

消毒には次亜塩素酸ナトリウム希釈液またはアルコール消毒液が有効です。

糞を回収した後は、天井裏全体に消毒液を噴霧し、イエダニの発生を防ぐために殺虫剤も散布してください。

作業後は手洗いとうがいを徹底してください。

死骸が出た場合の処理方法

粘着シートで捕獲したネズミや、天井裏で死んでいたネズミは、素手で触れずに処理します。

ゴム手袋を着用し、ビニール袋に入れて口をしっかり縛り、自治体のルールに従って可燃ごみとして処分してください。

死骸が見当たらないのに腐敗臭がする場合は、壁の中や断熱材の奥で死んでいる可能性があります。

臭いが続く場合は無理に探さず、専門業者に相談することをおすすめします。

自力での作業が無理なら業者に依頼する

ここまでは自力で天井裏のネズミを追い出す方法についてご紹介してきましたが、特に女性の方や高所作業が苦手な方にとっては、実際に行うのが難しい場面も多いかと思います。

無理に自力で対応しようとせず、状況に応じて専門業者への依頼を検討してください。

駆除業者への依頼が必要なケース

以下のいずれかに当てはまる場合は、自力での対応を続けるよりも早めに業者へ相談することをおすすめします。

1.忌避剤や粘着シートを試しても2週間以上効果が出ない

2.天井裏から子ネズミの鳴き声が聞こえる(繁殖が進んでいる状態)

3.侵入口が特定できない、または高所での封鎖作業が必要

4.糞尿の量が多く、自分での清掃・消毒に不安がある

特に子ネズミの鳴き声が聞こえる段階では、すでに個人での駆除限界を超えた被害が進んでいます。

繁殖スピードは速く、放置するほど被害が拡大するため、早めの相談が重要です。

業者に依頼した場合の費用相場

ネズミ駆除を業者に依頼した場合の費用は、粘着シートの設置や糞の清掃のみであれば比較的安く抑えられますが、侵入口の封鎖工事を含む場合は費用が上がります。

一般的な費用としては、被害の規模や作業内容によって大きく異なりますが、5,000円〜10万円程度が目安となります。

複数社から見積もりを取り、作業内容と保証の有無を確認してから依頼先を決めてください。

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まとめ

天井裏のネズミを追い出すには、正しい順番で対応することが重要です。

まず忌避剤や粘着シート等で追い出し、完了を確認してから侵入口を封鎖し、最後に清掃・消毒を行います。

焦って先に侵入口を塞いでしまうと、閉じ込められたネズミが配線をかじって火災を引き起こしたり、壁の中で死んで腐敗臭や二次被害が発生したりする危険があります。

自力での対応が難しい場合や、2週間試しても効果が出ない場合は、早めに専門業者へ相談することをおすすめします。

天井裏のネズミ被害は放置するほど深刻になるため、気づいたらすぐに行動してください。

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