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庭にみかんの木を植えている方や、これから植えたい方、あるいは別の木を抜いてみかんの木を植えようとしている方の中には、シロアリが発生するという噂を聞いて不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
実際に、みかんの木の根元にシロアリが大量発生したという経験談は少なくありません。
しかし、みかんの木そのものが原因ではなく、木の管理状態や周囲の環境が大きく関係しています。
この記事では、シロアリが発生する原因から、予防・対策・駆除方法までわかりやすく解説いたします。
みかんの木にシロアリが発生する原因
みかんの木とシロアリの関係を正しく理解するために、まずシロアリがどのような環境を好むのかを知っておきましょう。
シロアリが好む庭の環境とは
シロアリが好む環境とは、水分・セルロース(エサ)・適度な温度の3つが揃った場所です。
シロアリの皮膚は非常に薄く、乾燥した空気にさらされると短時間で死んでしまうため、常に湿度の高い場所を好みます。
庭の中でも、日当たりが悪く風通しの悪い場所や、雨水が溜まりやすい排水性の低い場所は、シロアリにとって格好の住処となります。
みかんの木が湿気を生みやすい理由
みかんの木は常緑樹のため、冬でも葉が落ちず、木の根元は一年中日陰になりやすい特徴があります。
さらに、果実を美味しく育てるためには十分な水やりが欠かせず、根元の乾燥を防ぐために腐葉土やワラを敷くことも一般的です。
こうした管理が、日陰・湿った土・有機物という、シロアリが最も好む環境を自然と作り出してしまうのです。
特に日本で広く見られるヤマトシロアリは、自分で水を運ぶ能力が低いため、湿った場所から離れることができません。
雨上がりに水がなかなか引かない排水性の悪い庭や、風通しが悪く湿気がこもりやすい場所にあるみかんの木は、シロアリを引き寄せやすい環境になっているといえます。
枯れ根や残根が招くリスク
剪定した後の切り口を放置していたり、幹に傷がついていたりすると、そこから腐朽菌(ふきゅうきん・木材を腐らせる菌)が入り込みます。
木が腐り始めると、シロアリを引き寄せる成分が発生し、遠くからでも集まってくるようになります。
また、みかんの木は比較的根が浅く張る性質があり、乾燥や過湿の影響を受けやすいため、ストレスを感じた木はシロアリの侵入を許しやすくなります。
木を伐採した際に地中に残った根(残根)は、シロアリにとって非常に魅力的なエサとなります。
枯死した根は地中でゆっくりと腐敗し、湿り気を帯びた腐った木材はシロアリを地中深くから呼び寄せます。
残根を食べ尽くしたシロアリは次のエサを求めて周辺を探索し始めるため、近くに植えられたみかんの木が標的になるリスクが高まります。
残根は庭における要注意ポイントの一つで、植え替え時には必ず掘り起こして除去することが重要です。
庭のシロアリ被害のサインと早期発見

シロアリは木の内側を食べるため、外見からはなかなか異変に気づきにくいものです。
早期発見のために、以下のサインを定期的に確認しましょう。
蟻道の見つけ方と確認方法
蟻道(ぎどう)とは、シロアリが移動するために土や排泄物を練り固めて作ったトンネル状の通路のことです。
みかんの木の幹の表面や根元に、茶色い泥の筋がついていたら、シロアリが活動している証拠です。
指で少し崩してみて中に白い虫が動いていれば、現在進行形で被害が進んでいます。
特に、地面と接している根元の部分は念入りに確認してください。
蟻道を見つけた場合は、放置せず速やかに対処することが重要です。
幹の空洞化を見抜くチェック法
シロアリ被害の最大の特徴は、外の皮一枚を残して中だけを食べるという点です。
みかんの木の幹をハンマーの柄などでコンコンと叩いたとき、中が詰まった硬い音ではなく「ポコポコ」と乾いた空洞音がする場合は、内部がシロアリに食べられている可能性があります。
また、幹を手で押してグラグラと揺れる場合や、幹の一部が妙に柔らかくなっている場合も空洞化のサインです。
空洞化が進むと幹の強度が著しく低下し、台風や強風の際に突然倒木するリスクがあります。
羽アリが大量発生したら要注意
春から夏にかけて庭で大量の羽アリが発生した場合、その近くにシロアリの巣が存在している可能性が高いです。
羽アリとは、シロアリの中で羽を持ち、新しい巣を作るために飛び立つ個体のことです。
羽アリの発生を目撃したら、近くの木の根元や家の基礎周辺を速やかに確認しましょう。
羽アリの発生は、すでに巣が成熟して大きな群れが形成されているサインでもあるため、早急な対処が必要です。
庭のみかんの木へのシロアリ予防と対策
シロアリが住み着きにくい環境を作ることが、最も効果的な予防策となります。
水はけを改善する植え方のコツ
みかんの木を植える際は、地面よりも15cm〜20cm程度高く土を盛り上げ、その頂点に苗を植える「高植え(マウンド植え)」が効果的です。
こうすることで株元の水はけが良くなり、雨水が溜まるのを防ぐことができます。
また、もともとの土が粘土質でジメジメしている場合は、パーライトや川砂、日向土などの排水性を高める資材を混ぜ込むことで土壌環境を改善できます。
水はけの良い環境を作ることが、シロアリが好む湿った環境を作らないための基本となります。
庭全体の排水が悪い場合は、植える場所を見直すことも重要です。
暗くて湿りやすい場所より、日当たりと風通しの良い場所を選ぶことが理想的です。
枯れ枝・残根を放置しない管理術
定期的に剪定を行い、枯れた枝は必ず取り除きましょう。
剪定した枝を庭の隅に放置すると、シロアリにとって格好のエサとなります。
また、剪定した切り口から雨水が入り込み、幹の内部が腐り始めるとシロアリの侵入を許す原因になります。
切り口には必ず癒合剤(ゆごうざい・剪定後の切り口を保護し、雑菌の侵入を防ぐ薬剤)を塗布して保護しましょう。
庭木を伐採した際の残根は必ず掘り起こして除去してください。
残根を放置すると地中でゆっくりと腐敗し、その腐敗臭がシロアリを引き寄せる原因になります。
不要になった木材や段ボール、古新聞なども、シロアリのエサになるため、庭に放置しないよう心がけましょう。
防草シートや砂利で株元を守る方法
土の乾燥防止や雑草対策として、木の根元に何かを敷く「マルチング」という方法があります。
マルチングとは、地面を覆うことで土の乾燥や雑草の繁殖を防ぐ管理方法のことです。
しかし、ワラや木の皮を砕いた「バークチップ」などの植物由来の素材を使うと、雨で濡れたときにシロアリのエサになってしまいます。
みかんの木を守るためには、土や石など植物由来でない素材を木の根元に敷くことをおすすめいたします。
防草シートは最も手軽で効果的な選択肢で、水を通す素材のものを選べば、雨水は土に届きながら地面の蒸れを防ぎ、雑草も抑えることができます。
防草シートの上に砂利や化粧砂利を敷くと水はけがさらに良くなり、乾燥した状態を保ちやすくなります。
砂利は歩くと音がするため、防犯対策にもなります。
使われなくなった瓦を砕いたチップ材は適度に水を吸いつつ通気性も良く、地面の温度上昇を抑える効果もあります。
赤や茶色の色合いが庭のアクセントにもなるため、見た目を重視される方にもおすすめです。
木の根元の環境を乾燥した清潔な状態に保つことが、薬剤を使わずにできる最も効果的なシロアリ予防策です。
シロアリが発生したときの駆除方法

庭のみかんの木でシロアリを発見したとき、どのように対処すれば良いかについて解説いたします。
ベイト剤を使った安全な駆除手順
庭のみかんの木のそばでシロアリを駆除する際に最もおすすめなのが「ベイト工法(毒餌方式)」です。
これはシロアリに毒餌を食べさせ、それを巣に持ち帰らせることで、女王アリを含む巣全体を駆除する方法です。
薬剤は容器の中に封入されているため土壌に溶け出さず、みかんの木のそばでも安心して設置できます。
使い方は簡単で、みかんの木の近くやシロアリを見かけた場所に埋めるだけです。
即効性はありませんが、巣ごと根こそぎ駆除できる確実な方法です。
シロアリに使用する薬剤は脱皮をする生物にのみ作用するため、人間やペットへの毒性が極めて低い点も安心です。
有機栽培や家庭菜園でみかんを育てている方にとっても、果実への影響が少ない点でベイト工法は特におすすめです。
市販品では「シロアリハンター」などが知られています。

設置後はシロアリが食べているかどうかを定期的に確認し、毒餌がなくなっていれば補充しながら様子を見ましょう。
市販殺虫剤が逆効果になる理由
シロアリを見つけた際に、多くの方がホームセンターで購入した殺虫スプレーをすぐに吹きかけてしまいがちです。
しかし、これは逆効果になることがあります。
シロアリは警戒心が非常に強く、仲間が死ぬような刺激を感じると、その場を離れて別の場所へ逃げようとする性質があります。
庭の木にいたシロアリが殺虫剤の刺激によって土の中を移動し、家の基礎付近へ避難してしまうケースも少なくありません。
また、みかんの木のそばで農薬登録されていない殺虫剤を使用することは、農薬取締法に抵触する可能性もあります。
目の前の数匹を駆除することよりも、巣全体をどう対処するかが重要です。
業者に依頼すべきタイミングの目安
以下のような状況では、専門の駆除業者への依頼をおすすめいたします。
庭の木だけでなく、家の基礎周辺にも蟻道が見られる場合は、すでに家屋への侵入が始まっている可能性があります。
また、羽アリが大量発生した場合や、みかんの木の幹をたたくと空洞音がする場合も、被害が深刻な段階に進んでいるサインです。
こうした状況では市販の薬剤では対処しきれないことが多く、床下を含めた専門的な調査と施工が必要になります。
費用はかかりますが、家屋への被害が拡大してからでは修繕費がさらに大きくなるため、早めの相談が結果的に費用を抑えることにつながります。
専門業者を選ぶ際は、シロアリ防除の実績が豊富で、施工後の保証がある業者を選ぶと安心です。
シロアリ駆除業者『駆除ザウルス』について
シロアリ駆除を業者に依頼するなら、完全自社施工で仲介手数料がかからない駆除ザウルスがおすすめです。
見積もり・現地調査は無料で、国家資格含む有資格者が最短即日でお伺いするため、被害が深刻な場合でも素早く対処してもらえます。
テレビ・メディア出演多数の実績を持ち、万が一再発した場合も最長10年間(施工内容により異なる)無償対応してもらえます。
庭から家への侵入を防ぐポイント
庭のシロアリ対策は、みかんの木だけでなく家屋への侵入を防ぐためにも非常に重要です。
庭にシロアリがいるということは、家の基礎のすぐそばまでシロアリが活動している可能性があることを意味します。
庭の定期点検で早期対処する方法
庭のみかんの木や周辺に蟻道がないかを定期的に確認することが、早期発見・早期対処につながります。
確認の頻度は、季節の変わり目や剪定のタイミングに合わせて年に数回行うことをおすすめいたします。
確認すべき箇所は、みかんの木の根元や幹の表面、家の基礎コンクリートの表面です。
基礎コンクリートに下から上へと伸びる土の筋(蟻道)がないか確認してください。
また、庭の隅に剪定した枝や不要な木材が放置されていないかもあわせて確認しましょう。
こうした定期的な点検の習慣が、庭と家を守る最も大切な対策となります。
春から初夏にかけてはシロアリの活動が活発になる時期でもあるため、特に念入りな確認をおすすめいたします。
木製支柱や枕木の素材選びの注意点
みかんの木の支柱や庭の枕木などの木製資材は、地面に直接触れているためシロアリに最もアクセスされやすい場所です。
腐りかけた古い木製支柱や、ホームセンターで安く販売されている未処理の杉や松の杭は、シロアリにとって格好のエサとなります。
支柱には樹脂でコーティングされた鋼管製のものやアルミ製のものを選ぶことで、シロアリに食べられる心配がなくなります。
庭の枕木についても、本物の木材ではなくコンクリート製の擬木(本物の木に見た目を似せたコンクリート素材)を選ぶと安心です。
防腐剤が塗られた木材であっても、雨風にさらされれば数年で効果が薄れるため、過信は禁物です。
庭の資材選びを見直すことが、シロアリの家屋への侵入を防ぐ有効な手段となります。
まとめ
この記事では、庭のみかんの木にシロアリが発生する原因から、予防・対策・駆除方法までを解説いたしました。
みかんの木そのものがシロアリを呼び寄せるわけではありませんが、水やりや腐葉土などの管理によって湿気がこもりやすい環境が生まれ、シロアリが住み着きやすくなることがあります。
また、伐採後の残根の放置や、木製支柱・枕木の使用もリスクを高める原因となります。
シロアリ被害は外見からわかりにくく、気づいたときには被害が深刻になっているケースも少なくありません。
幹をたたいたときの空洞音や、根元付近の蟻道、羽アリの大量発生など、早期発見のサインを日頃から意識しておくことが重要です。
対策としては、水はけの良い環境づくり、枯れ枝や残根の除去、植物由来でない素材を株元に敷くことが効果的です。
万が一シロアリを発見した際は、市販の殺虫スプレーは逆効果になる場合があるため、ベイト工法(毒餌方式)での駆除をおすすめいたします。
家の基礎周辺にも蟻道が見られる場合は、早めに専門業者へ相談しましょう。
庭のみかんの木を健康に保つことは、美味しい実を収穫する喜びだけでなく、大切な家を守ることにもつながります。