夜中に天井や壁の中から「キーキー」と鳴き声が聞こえてきたら、不安になりますよね。
その声の正体がネズミかどうか、どう確認すればよいのか、わからない方も多いのではないでしょうか。
ネズミの鳴き声は他の害獣と似ていることもあり、聞き分けるのは簡単ではありません。
この記事では、ネズミの鳴き声の特徴と他の動物との違い、家にネズミがいるかの確認方法、そして鳴き声が聞こえたときの具体的な対処法についてわかりやすく解説します。
ネズミの鳴き声の特徴を知ろう
ネズミの鳴き声がどのような音なのか、まずは基本的な特徴を確認しておきましょう。
キーキー・チーチーが基本の鳴き声
一般的にネズミは「チューチュー」と鳴くイメージがありますが、実際には「キーキー」「チーチー」という高い声で鳴きます。
夜行性のネズミは主に夜間から明け方にかけて活動するため、夜中に天井や壁の中からこのような鳴き声が聞こえた場合は、ネズミがいる可能性が高いと考えてください。
ネズミの鳴き声には人間の耳では聞こえない超音波域のものも多く、私たちが気づかないところでも盛んにコミュニケーションを取っています。
家に侵入するネズミは主に「ドブネズミ」「クマネズミ」「ハツカネズミ」の3種類です。
ドブネズミは捕まえられたときによく鳴く一方、クマネズミとハツカネズミは成獣になるとあまり鳴かない特徴があります。
ただし、クマネズミの幼獣はよく鳴くため、子ネズミの鳴き声が聞こえる場合はクマネズミが繁殖している可能性があります。
子ネズミは成獣よりも高く細い「キィキィ」という声で頻繁に鳴きます。
特に母親を呼ぶときやお腹が空いたときによく鳴くため、この声が聞こえた場合は近くに巣がある可能性が非常に高いです。
鳴く理由は争いや繁殖
ネズミが鳴き声を発する主な理由は、仲間同士の争いや繁殖行動です。
複数のネズミが集まるとけんかをして鳴くことがあります。
また、オスがメスに求愛するとき、子ネズミが母親を呼ぶときにも鳴きます。
繁殖のピークは春(3〜5月)と秋(10〜11月)で、この時期に鳴き声が増える傾向があります。
ネズミの繁殖力は非常に高く、屋根裏に住み着きやすいクマネズミは約21日間の妊娠期間で1度に約6匹を出産し、これを年間5〜6回繰り返します。
鳴き声が聞こえるということは、すでに複数のネズミが家の中に潜んでいる可能性が非常に高く、早めの対処が重要です。
聞こえた鳴き声がネズミかを確認する
鳴き声が聞こえても、それが本当にネズミかどうか確信が持てない方も多いでしょう。
ここでは他の害獣との聞き分け方と、鳴き声以外の確認ポイントを解説します。
他の害獣の鳴き声との違い
ネズミと間違えやすい動物の鳴き声を以下にまとめます。
ハクビシン(はくびしん)は、顔の中央に白い線がある中型の哺乳類で、天井裏に住み着くことがあります。
通常時は「キーキー」と鳴き、威嚇時は「ガウッ」と太い声で鳴きます。
子どものハクビシンは大人より高い声でなかなか鳴きやまない特徴があるため、ネズミと間違えやすいです。
イタチは普段ほとんど鳴きませんが、威嚇するときに「キッキッキッ」と鳴くことがあります。
子どものイタチは「キーキー」「クククク」と鳴くこともあり、ネズミの声と似ています。
コウモリの普段の鳴き声は超音波のため人間の耳には聞こえませんが、危険を察知したときに「キィキィ」「チチチチ」と聞こえることがあります。
アライグマは通常時に「クルクル」と小刻みに鳴き、威嚇時は「シャー」と鳴きます。
タヌキは威嚇するときに「キュウーン」と子犬のような声で鳴くことがあります。
これらの動物が家に住み着いている場合、野生鳥獣の多くは鳥獣保護管理法(ちょうじゅうほごかんりほう)により自分で駆除することができません。
*鳥獣保護管理法:野生の鳥や獣を保護・管理するための法律です。
ネズミ以外の動物が疑われる場合は、害獣駆除業者に相談することをおすすめします。
鳴き声以外の確認ポイント
鳴き声だけではネズミかどうか判断しにくい場合は、以下の痕跡も合わせて確認しましょう。
天井や壁の中から「ドドドッ」という足音や「ガリガリ」というかじり音が聞こえる場合は、ネズミが走り回ったり木材をかじったりしているサインです。
家の中に黒いゴマ粒状の小さなフンが落ちていないか確認してください。
ドブネズミのフンは10〜20mmと大きめで太く、クマネズミのフンは6〜10mmで細長く散らばって落ちている特徴があります。
壁や床の隅に黒い汚れがついている場合は、ネズミの体の脂分と汚れがこすれてできた跡、いわゆるラットサインである可能性があります。
*ラットサイン:ネズミが通った痕跡のことを指します。
これらの痕跡が複数確認できる場合は、ネズミが家に住み着いている可能性が高いと判断できます。
ネズミを放置した際に起こる被害
ネズミの鳴き声が聞こえても「まだ大丈夫」と放置してしまう方は少なくありません。
しかし、ネズミは放置すればするほど被害が拡大し、修繕費用も膨らんでいきます。
衛生面・健康への影響
ネズミのフンや尿には、レプトスピラ症やサルモネラ症などの病原菌が含まれている場合があります。
フンや尿が天井裏に蓄積されると悪臭が発生し、カビの原因にもなります。
また、ネズミの体にはイエダニやノミが寄生していることがあり、これらが室内に広がることで皮膚炎やかゆみなどの被害が生じることもあります。
さらに、ネズミのフンや体毛がアレルギー症状を引き起こすケースも報告されています。
ネズミが媒介する主な感染症には以下のものがあります。
1.レプトスピラ症:感染したネズミの尿に触れることで感染し、発熱・筋肉痛・黄疸などを引き起こします。
2.サルモネラ症:ネズミのフンで汚染された食品を摂取することで発症し、食中毒症状が現れます。
3.ハンタウイルス感染症:ネズミのフンや尿を吸い込むことで感染し、重篤な肺炎を引き起こすことがあります。
4.イエダニ刺咬症(さっこうしょう):ネズミに寄生していたイエダニが人を刺すことで、激しいかゆみや発疹が生じます。
建物への物理的なダメージ
ネズミは歯が伸び続ける性質があるため、常に何かをかじって歯を削る必要があります。
電気配線をかじられると絶縁体が破損し、ショートや漏電、最悪の場合は火災につながる危険性があります。
断熱材はネズミの巣作りに利用されやすく、フンや尿で汚染されると断熱性能が著しく低下します。
断熱材の交換には5万〜15万円程度かかることもあります。
木材や配管周辺をかじられることで建物の構造自体にダメージが及ぶ場合もあります。
配管まわりの補修には3万〜12万円、電線の再配線には2万〜10万円程度かかることがあります。
ネズミは繁殖力が非常に高く、クマネズミは年間5〜6回出産し、1回につき約6匹を産みます。
放置すればわずか数か月で個体数が急増し、被害が手のつけられない状態になることもあります。
鳴き声に気づいた早い段階で対処することが、被害と費用を最小限に抑えるための重要なポイントです。
鳴き声を聞いたら取るべき対処法
ネズミの鳴き声が聞こえたら、できるだけ早く対処することが重要です。
すぐにできる応急処置
ネズミの防除方法には「環境的防除」「化学的防除」「物理的防除」の3種類があります。
環境的防除とはネズミが住みにくい環境を整える方法で、人や環境への影響が少なく効果が持続します。
化学的防除とは殺鼠剤(さっそざい)や忌避剤など薬剤を使用する方法です。
物理的防除とは粘着トラップやかごトラップなどで捕獲する方法です。
一般住宅で被害の多いクマネズミは警戒心が非常に強く、毒餌への耐性が強い個体もいるため、化学的防除や物理的防除が効きにくい場合があります。
そのため、すべてのネズミに効果がある環境的防除を基本として取り組むことが重要です。
まず、ネズミのエサとなるものを片づけましょう。
ネズミは雑食性で何でも食べるため、食べ物を出しっぱなしにしないことが重要です。
食べ物は常に冷蔵庫や戸棚の中に入れ、生ゴミは蓋つきの容器に保管しましょう。
ペットの食べ残したエサや仏壇のお供え物も夜間は片づけるようにしてください。
次に、巣材となるものを排除しましょう。
ネズミはビニール袋・チラシ・ティッシュペーパー・衣類などを集めて巣を作ります。
屋根裏・壁の中・テレビや冷蔵庫の裏・押入れの中などに巣を作りやすいため、これらの場所を定期的に確認し、整理整頓することが大切です。
ネズミのエサと巣材を排除する
エサ場と巣材を排除することで、ネズミにとって住みにくい環境を作ることができます。
ネズミはエサがなくなると屋外へ出ていく可能性がありますが、家の周りでエサを調達して戻ってくることもあるため、エサ場の排除はあくまで対策の一部と考えてください。
また、粘着トラップを活用することも有効です。
粘着トラップはネズミが通りやすい壁際や柱の根元に設置します。
ただし、クマネズミは粘着トラップが効きにくい場合もあるため、環境的防除の補助として活用してください。
ネズミの侵入口をふさぐ
根本的な解決のためには、ネズミが出入りできる穴をふさぐことが最も重要です。
ネズミは10円玉大(約2cm)のすき間があれば通り抜けることができます。
屋内では壁や床の穴・すき間、流し台まわり、エアコン裏の配管穴、換気扇などが主な侵入口となります。
見つけたすき間には、六角形の網目がある金網(きっこう金網)を丸めてつめるか、台所用のステンレスたわしをちぎって詰め込みましょう。

屋外では床下通気口、壁や基礎の穴・すき間、配管貫通部の周囲などが侵入口になりやすい場所です。
外壁の穴はパテで埋めることが有効です。

侵入口かどうか迷ったときは、ガムテープを貼っておき、後日剥がれていれば侵入口と判断できます。
屋内の侵入口をふさいだ上で、追い出せなかったネズミは粘着トラップで捕獲・駆除しましょう。
自分で解決できないときは駆除業者へ
ネズミの鳴き声が聞こえたら、まずは自分でできる対策を試してみましょう。
しかし、状況によっては早めに専門の駆除業者に相談することが最善の選択肢となります。
業者に頼むべき状況の目安
以下のような状況に当てはまる場合は、自分での対処は難しいと判断し、業者への相談を検討してください。
1.自分で行った対策の効果がまったく見られない場合。
粘着トラップにかからない、侵入口をふさいでも繰り返し侵入される、といったケースはクマネズミのように警戒心が強い種類である可能性が高く、専門的な対応が必要です。
2.天井裏や壁の中で繁殖している可能性がある場合。
子ネズミの鳴き声が聞こえる、鳴き声の回数が増えているといった場合は、すでに巣の中で繁殖が始まっている可能性があります。
繁殖が進むと個体数が急増するため、早めの対処が必要です。
3.複数の場所で同時に活動が確認される場合。
家の複数箇所でフンや鳴き声が確認される場合は、すでに多数のネズミが住み着いている可能性があります。
4.建物への被害が進行している場合。
電気配線のかじり跡や断熱材の損傷が確認される場合は、被害が深刻な段階に進んでいる可能性があります。
駆除業者の選び方と費用目安
業者を選ぶ際は、価格だけでなく以下のポイントを確認することが重要です。
まず、現地調査を無料で行ってくれる業者を選びましょう。
ネズミの種類・侵入経路・被害範囲を正確に把握することが、適切な駆除の第一歩です。
次に、駆除後の侵入口封鎖まで対応してくれるかどうかを確認しましょう。
侵入口を封鎖しなければ、駆除後に再び別のネズミが侵入してくる可能性があります。
また、一定期間の保証制度があるかどうかも重要な判断基準です。
再侵入があった場合の無償再施工や定期点検が付帯されている業者を選ぶと安心です。
費用の目安は駆除の内容や建物の規模によって異なりますが、一般的に3万〜15万円程度が相場といわれています。
複数の業者から見積もりを取り、施工内容と費用を比較した上で依頼することをおすすめします。
ネズミ駆除業者『駆除ザウルス』について
ネズミ駆除を業者に依頼するなら、完全自社施工で仲介手数料がかからない駆除ザウルスがおすすめです。
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NHKや日本テレビなどメディア出演多数の実績を持ち、国家資格含む有資格者が多数在籍しているため、技術面でも安心して任せられます。
施工後は最長5年の再発保証が付いており、万が一ネズミが再侵入した場合も無料で対応してもらえます。
まとめ
ネズミの鳴き声は「チューチュー」ではなく「キーキー」「チーチー」というのが実際の音です。
夜中に天井や壁の中からこのような鳴き声が聞こえた場合は、ネズミがいる可能性が高いと考えてください。
ただし、ハクビシンやイタチ、コウモリなど他の害獣の鳴き声と似ている場合もあるため、フンやかじり跡などの痕跡と合わせて確認することが重要です。
ネズミを放置すると、感染症や建物への深刻なダメージなど、被害はどんどん拡大します。
鳴き声に気づいたら、エサと巣材の排除・侵入口をふさぐという環境的防除を基本に、早めに対処することが大切です。
自分での対策に限界を感じたときは、無理をせず駆除業者に相談することをおすすめします。
ネズミの鳴き声が聞こえた段階が、被害を最小限に抑えるための最も重要なタイミングです。