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ある朝、食パンを食べようとしたら袋に小さな穴が開いていた。
パンの端が少しかじられている。
虫なのか、それともネズミなのか、原因がわからず不安になった経験はありませんか。
実は、パンの袋をかじってパンを食べるのはネズミの典型的な行動のひとつです。
この記事では、ネズミがパンを食べる理由から、被害にあった時の対処法、再発を防ぐための保管方法までわかりやすく解説します。
ネズミはパンを食べるのか
ネズミは雑食性で、穀物や果物、肉類など幅広いものをエサにします。
パンは小麦粉を主原料とした穀物系の食品であるため、ネズミが好んで食べるもののひとつです。
袋に包まれた状態でも、においを嗅ぎつけてかじり、中身を食べることがあります。
ネズミがパンを好む理由
ネズミがパンを好む主な理由は、においと栄養価の高さにあります。
パンは焼き上げる際に香ばしいにおいが漂うため、ネズミはそのにおいを遠くからでも察知することができます。
また、パンには炭水化物が豊富に含まれており、ネズミにとって効率よくエネルギーを摂取できる食品です。
食パン、菓子パン、バゲットなど、種類を問わず狙われる可能性があります。
パンの袋をかじって侵入する方法
ネズミはビニール袋や紙袋を前歯でかじって穴を開け、中のパンを食べます。
ネズミの前歯は非常に硬く、薄いビニール袋であれば簡単に貫通することができます。
袋の口がしっかり閉じられていても、側面や底をかじって侵入するケースもあります。
かじった跡は小さな穴や切れ込みのような形で残ることが多く、虫による被害と見分けがつきにくいことがあります。
狙われやすいパンの種類
ネズミに狙われやすいのは、においが強く出やすいパンです。
バターや砂糖を多く使った菓子パンや、具材の入ったパンはにおいが出やすいため、特に注意が必要です。
食パンも穀物のにおいがあるため、ネズミのエサになることがあります。
パンの種類に関わらず、袋のまま常温で保管しているものはすべて狙われる可能性があると考えておくことが大切です。
なお、ネズミは夜間に活動することが多いため、就寝前にパンをそのまま出しておくことは特に避けるようにしましょう。
キッチンカウンターや食器棚の上など、人の目が届きやすい場所であっても油断は禁物です。
ネズミにパンを食べられた時の対処法

パンがネズミにかじられているのを見つけた場合は、まず落ち着いて状況を確認することが大切です。
被害を最小限に抑えるために、以下の手順で対処しましょう。
食べられたパンは必ず処分する
ネズミにかじられたパンは、見た目の被害が一部だけであっても食べずに処分してください。
ネズミのフンや尿、唾液が付着している可能性があり、目に見えない部分にも汚れが広がっていることがあります。
袋ごとビニール袋に入れて密封し、すぐにゴミとして処分することをおすすめします。
かじられた跡がある周辺の食品も、念のため確認しておきましょう。
同じ場所に新しいパンを置き続けると、再び同じ被害にあう可能性が高いため、保管場所も合わせて見直してください。
ネズミのフンやかじり跡を確認する
パンの被害が見つかったら、周辺にネズミのフンやかじり跡がないかを確認してください。
ネズミのフンは黒や茶色の小さな粒状で、米粒よりもやや細長い形をしています。
フンやかじり跡が複数箇所で見つかった場合は、すでにネズミが住み着いている可能性があります。
確認する際は手袋を着用し、素手で触れないよう注意してください。
フンが見つかった場所は、除菌スプレーを使って拭き取り、清潔な状態に戻しておきましょう。
パンの保管場所を見直す
被害にあった後は、パンの保管場所と保管方法を見直すことが再発防止につながります。
袋のまま常温で置いていた場合は、密閉容器への移し替えや冷蔵庫保管への切り替えを検討してください。
カウンターの上や食器棚の中など、ネズミが侵入しやすい場所への保管は避けることが大切です。
保管場所を変えるだけでも、ネズミにパンを食べられるリスクを大きく下げることができます。
ネズミは一度エサを見つけた場所に何度も戻る習性があるため、被害にあった場所のにおいをしっかり取り除くことも重要です。
かじられたパンを気づかずに食べたら?
ネズミがかじったパンと知らずに口にしてしまうことは、実際にあり得ることです。
袋の穴が小さかった場合や、パンの裏側をかじられていた場合など、一見して気づきにくいケースもあります。
かじられた跡に気づかないまま食べてしまった場合、どのようなリスクがあるのかを知っておくことが大切です。
フンや尿が引き起こす健康被害
ネズミのフンや尿には、人間の体に有害な菌が含まれていることがあります。
フンや尿が付着したパンを食べてしまった場合、腹痛や下痢、発熱などの症状が現れることがあります。
症状が軽い場合はそのまま回復することも多いですが、症状が続く場合や高熱が出た場合は、早めに医療機関を受診することをおすすめします。
また、ネズミのフンや尿は乾燥すると粉末状になり、空気中に漂うことがあります。
パンの近くにフンが落ちていた場合は、パン自体に直接触れていなくても注意が必要です。
フンを処理する際はマスクと手袋を着用し、素手や素顔で触れないようにしましょう。
ネズミが媒介する病気と感染症
ネズミはさまざまな病原体を媒介することが知られています。
代表的なものとして、サルモネラ菌による食中毒、レプトスピラ症、ハンタウイルス感染症などが挙げられます。
ただし、日本国内でこれらの感染症にかかるリスクは決して高くはありません。
過度に心配する必要はありませんが、ネズミがかじったと思われる食品は食べずに処分することが基本的な対処法です。
万が一体調に異変を感じた場合は、食べたものや状況を医師に伝えるようにしてください。
なお、ネズミに直接触れた場合や、ネズミのいた場所で皮膚に傷がある状態で作業をした場合も、感染リスクが生じることがあります。
体調に心配がある場合は、かかりつけ医に相談することをおすすめします。
ネズミに食べられないための保管法

ネズミによるパンへの被害を防ぐためには、ネズミがパンのにおいを察知できない環境を作ることが基本です。
保管方法を少し変えるだけで、被害を大幅に減らすことができます。
密閉容器に入れてパンを保管する
パンを袋のまま常温で置いておくことは、ネズミを引き寄せる原因になります。
食パンや菓子パンは、フタ付きの密閉容器に入れて保管するようにしましょう。
プラスチック製の密閉容器でも効果はありますが、ネズミにかじられる可能性があるため、金属製やガラス製の容器を使うとより安心です。
容器のフタがしっかり閉まるものを選び、においが外に漏れにくい状態を保つことが大切です。
パン購入後すぐに袋から取り出して密閉容器に移し替える習慣をつけると、被害を防ぎやすくなります。
冷蔵庫や吊り下げ収納を活用する
冷蔵庫に保管することも、ネズミ対策として有効な方法のひとつです。
冷蔵庫はネズミが侵入できない構造になっているため、パンを安全に保管することができます。
ただし、パンは冷蔵庫に入れると乾燥しやすくなるため、密閉袋に入れてから保管することをおすすめします。
また、天井から吊り下げるタイプのバスケットやラックを活用する方法もあります。
ネズミは垂直な面を登ることができますが、細いロープや棒状のものをつたって移動することは苦手なため、吊り下げ収納は一定の効果が期待できます。
キッチン周辺を清潔に保つ
キッチン周辺にパンくずや食べかすが落ちていると、ネズミを引き寄せる原因になります。
調理後や食事後はこまめに掃除をして、床やカウンターにパンくずが残らないようにしましょう。
シンク周辺やコンロ周辺にも食べかすや油汚れが残りやすいため、定期的に拭き掃除をすることが大切です。
ゴミ箱はフタ付きのものを使用し、食べかすやパンの袋などをそのまま放置しないよう注意してください。
就寝前にキッチンを片付けておくことで、夜間に活動するネズミにパンを食べられるリスクを下げることができます。
ネズミの侵入を防ぐ再発防止策
パンを密閉容器に入れて保管するだけでなく、ネズミそのものを家に入れないようにすることが根本的な解決策です。
ネズミが侵入しにくい環境を整えることで、パンへの被害を繰り返さないようにすることができます。
ネズミの侵入経路をふさぐ
ネズミは体が非常に柔軟で、500円玉ほどの隙間があれば侵入できるといわれています。
まずは家の外周や床下、屋根裏、配管周辺などを確認し、隙間や穴がないかをチェックしましょう。
見つかった隙間は、金属製のパテやステンレスたわし、専用の防鼠テープなどを使って塞ぐことが有効です。
特にキッチン周辺の配管の隙間や、換気扇の周辺は侵入経路になりやすいため、重点的に確認することをおすすめします。
ドアや窓の隙間も見落としがちなポイントです。
わずかな隙間でも、ネズミが通り抜けられる可能性があるため、ドアの下部に隙間テープを貼るなどの対策も有効です。
市販グッズを活用したネズミ対策
侵入経路を塞ぐと同時に、市販の忌避グッズを活用することも再発防止につながります。
ネズミ忌避剤(きひざい)は、ネズミが嫌がるにおいを発散させるタイプで、キッチンや収納内に置くだけで使えるものが多くあります。
粘着トラップや捕獲器なども市販されており、ネズミの通り道に設置することで捕まえることができます。
ただし、これらのグッズは侵入経路が残ったままでは根本的な解決にならないため、侵入経路の封鎖と合わせて使うことが大切です。
パンへの被害が続く場合は専門業者へ
パンへの被害が何度も繰り返される場合や、フンの量が多い場合、夜間に天井裏や壁の中から音がする場合は、すでにネズミが家の中に住み着いている可能性があります。
このような状況では、市販グッズだけでの対処には限界があります。
専門の害獣駆除業者に相談することで、侵入経路の特定と封鎖、捕獲、清掃、再発防止まで一括して対応してもらうことができます。
被害が続く場合は早めに専門業者へ相談することが、結果的に時間とコストの節約につながります。
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まとめ
この記事では、ネズミがパンを食べる理由から、被害にあった時の対処法、再発を防ぐための保管方法までわかりやすく解説しました。
ネズミはパンのにおいに引き寄せられやすく、薄いビニール袋であっても簡単にかじって中身を食べることがあります。
パンへの被害を防ぐためには、密閉容器への移し替えや冷蔵庫保管など、ネズミがにおいを察知できない保管方法に切り替えることが基本です。
かじられたパンに気づかずに食べてしまった場合は、体調に異変を感じたら早めに医療機関を受診してください。
また、パンへの被害が繰り返される場合は、ネズミがすでに家の中に侵入している可能性があります。
侵入経路をふさぐ対策や市販グッズの活用を試みても改善しない場合は、専門の害獣駆除業者への相談を検討してみてください。