シロアリが好む庭木とは?発生原因と駆除・予防の全知識

日本の住宅の庭に植えられた庭木の根元と周囲の土の様子 シロアリ駆除

庭の手入れをしていると、庭木の根元や幹に白い小さな虫がうごめいているのを見つけて、ぞっとした経験はありませんか。

もしかしたら、それはシロアリかもしれません。

シロアリは床下や家の中にいるイメージが強いですが、実は庭木にも発生することがあります。

庭木にシロアリが侵入すると、木が内側から弱っていくだけでなく、そのまま放置すると家屋にまで被害が広がる恐れがあります。

この記事では、シロアリが好む庭木の種類や発生原因から、見つけたときの対処法、再発を防ぐ予防策まで、わかりやすく解説します。

シロアリが好む庭木の特徴と種類

シロアリが好む庭木には、共通した特徴があります。

まずはその特徴と具体的な種類を確認しておきましょう。

シロアリが好む木材の特徴

まず挙げられるのが柔らかさです。

シロアリは硬い木材よりも柔らかい木材を好む性質があり、成長が早く繊維が粗い木ほど侵入されやすい傾向があります。

また、湿気を含んだ木材もシロアリを引き寄せます。

水分を多く含む木は腐食が進みやすく、シロアリにとって格好の餌場となります。

庭木は雨にさらされる環境にあるため、排水が悪い場所や日当たりの悪い場所に植えられている木は特に注意が必要です。

さらに、傷や切り口のある木も要注意です。

台風や剪定で生じた傷口から水分が入り込み、腐食が始まるとシロアリが侵入するリスクが高まります。

シロアリに狙われやすい庭木の種類

シロアリに狙われやすい庭木の種類を以下に紹介します。

スギは成長が早く木質が柔らかいため、シロアリに好まれやすい種類の代表格です。

湿気を帯びた状態になると、さらに被害を受けやすくなります。

マツも柔らかい木質を持ち、古くなったものや湿気を含んだものはシロアリの侵入を許しやすいです。

ヒノキは比較的シロアリに強い種類として知られていますが、腐り始めた部分や傷のある箇所はシロアリの標的になることがあります。

クスノキは湿気の多い環境で育ちやすく、根元付近に水分がたまりやすい条件が重なるとシロアリに狙われることがあります。

アカシアも古くなった木や傷みが見られる部分からシロアリが入り込みやすい種類です。

これらの種類を庭に植えている場合は、定期的な状態確認を心がけることが大切です。

庭木にシロアリが発生する原因

庭木にシロアリが発生する原因はいくつかあります。

原因を正しく理解することで、効果的な予防につながります。

湿気と排水不良が招くシロアリ被害

シロアリは湿気の多い環境を好み、乾燥した場所は苦手です。

庭の排水が悪く、雨のたびに水がたまりやすい場所では、土壌が常に湿った状態になります。

そのような環境は、シロアリにとって非常に快適な生息場所となります。

特に、庭木の根元付近に水がたまりやすい場合は要注意です。

根元が長期間湿った状態になると、木が水分を吸い込み続け、シロアリが侵入しやすい状態になります。

また、雨どいの排水が庭に流れ込んでいたり、花壇の水はけが悪かったりする場合も、庭全体の湿度が上がりシロアリを呼び込む原因になります。

庭の排水環境を整えることが、シロアリ対策の第一歩といえます。

枯れ木や傷んだ庭木は要注意

シロアリは生きている木よりも、枯れた木や傷んで腐り始めた木を好みます。

枯れ木は水分を保ちやすく、内部が柔らかくなっているため、シロアリが侵入して木を食べ進めやすい状態になっています。

庭に枯れ木や傷んだ木をそのまま放置していると、シロアリの格好の餌場となり、どんどん数が増えていきます。

また、剪定後に出た枝や木くずを庭に積み上げたままにしていると、そこにもシロアリが集まってきます。

不要になった木材や枝は早めに処分することが大切です。

切り株や根元からの侵入経路

伐採後に残った切り株は、シロアリが巣を作りやすい場所の一つです。

地面に近い部分は湿気がたまりやすく、内部が徐々に柔らかくなっていくため、シロアリが侵入して住み着きやすい環境になります。

切り株をそのまま放置していると、地中のシロアリが根をたどって切り株に達し、そこを拠点として活動範囲を広げていきます。

さらに、庭木の根元部分も注意が必要です。

根元付近は土と木が接触している面積が大きく、湿気がたまりやすいため、シロアリが地中から木へ侵入する入り口になりやすい場所です。

特に古くなった庭木や管理が行き届いていない木の根元は、シロアリの侵入リスクが高まります。

切り株は早めに撤去し、庭木の根元周辺の水はけを改善しておくことが、シロアリ被害を防ぐ上で重要です。

庭木のシロアリを放置するリスク

日本の住宅の庭で根ごと倒れた庭木と露出した根の様子

シロアリを見つけても「庭木だけだから大丈夫」と放置してしまう方もいらっしゃいますが、それは非常に危険です。

庭木が倒壊する危険性

シロアリが庭木に侵入すると、木の内部を食べ進めていきます。

外側は一見問題ないように見えても、内部が空洞に近い状態になっていることがあります。

そのような木は強度が著しく低下しており、強風や台風の際に突然倒れる危険性があります。

倒れた庭木が隣の家や塀、車などに当たれば、修理費用や賠償問題に発展することもあります。

また、人に当たった場合には重大な事故につながる恐れもあります。

庭木の景観を守るためだけでなく、安全面からも早めの対処が必要です。

家屋への侵入と構造材への被害

庭木にいるシロアリが、そのまま家屋へ侵入するケースは少なくありません。

シロアリは地中にトンネル状の通り道(蟻道)を作りながら移動します。

庭木から住宅の基礎部分までの距離が近い場合、その蟻道を通じて床下や柱へと侵入する経路が出来上がってしまいます。

一度家屋に侵入したシロアリは、床下の土台や柱、壁の内部にある木材を食べ進めていきます。

被害は外から見えにくいため、気づいたときにはすでに広範囲に及んでいるケースも多くあります。

住宅の耐久性や耐震性が低下すると、大規模な修繕工事が必要になり、費用も高額になりがちです。

庭でシロアリを発見した場所が家屋の基礎に近い場合は、特に注意が必要です。

「まだ庭だから」と油断せず、早めに専門業者へ相談することをおすすめします。

庭木にシロアリを見つけたときの対処法

突然シロアリを見つけると慌ててしまいがちですが、落ち着いて順番に対処することが大切です。

まず本当にシロアリか確認する

庭で白い小さな虫を見つけたとき、それが本当にシロアリかどうかを確認することが最初のステップです。

シロアリは乳白色の体をしており、くびれがなく寸胴な体型をしています。

一方、普通のアリは黒や茶色で、頭・胸・腹がはっきり分かれたくびれのある体型をしています。

また、シロアリは日光や風を嫌うため、地表を単独で歩くことはありません。

土の中や木材の中、または蟻道(ぎどう)と呼ばれる土状の通り道の中を移動します。

見分けがつかない場合は、スマートフォンで写真を撮っておくと、業者に相談する際に役立ちます。

自分でできる応急処置の範囲

シロアリを見つけた際、市販のスプレー式殺虫剤をすぐに使いたくなる方もいらっしゃるかと思います。

しかし、スプレー剤はその場にいるシロアリには効果があるものの、巣そのものには届きません。

むしろシロアリが警戒して別の場所へ散らばり、家屋の床下など見えにくい場所へ移動してしまう恐れがあります。

自分でできる範囲としては、シロアリが発生している木材や廃材を早めに処分することが有効です。

ただし、木材を動かす際にシロアリが周囲に広がることもあるため、慎重に扱う必要があります。

業者に依頼すべきタイミング

以下のような状況に当てはまる場合は、速やかに専門業者へ相談することをおすすめします。

庭木の根元や幹に蟻道が確認できる場合、シロアリがすでに木の内部に侵入している可能性があります。

また、発見場所が住宅の基礎や外壁に近い場合は、家屋への侵入リスクが高まっています。

さらに、シロアリ対策を5年以上行っていない住宅は、保証期間が切れており無防備な状態になっていることが多いため、専門業者による床下調査を受けることが安心です。

専門業者は目視では確認しにくい場所まで調査し、適切な駆除方法を提案してくれます。

早めの相談が、被害を最小限に抑えることにつながります。

庭木のシロアリ予防に効果的な対策

シロアリは一度発生すると駆除に手間とコストがかかります。

日頃からできる予防を心がけることが、最も効果的なシロアリ対策です。

定期的な剪定と庭の管理

庭木を健康な状態に保つことが、シロアリ予防の基本です。

剪定を定期的に行うことで風通しが良くなり、庭木の周辺に湿気がこもりにくくなります。

特に枝が密集している部分は日当たりが悪くなりやすく、湿度が上がってシロアリが好む環境になりがちです。

また、剪定で出た枝や落ち葉をそのまま庭に放置するのは避けましょう。

腐り始めた枝や葉が積み重なると、湿気がたまりシロアリを引き寄せる原因になります。

剪定後のゴミは早めに処分し、庭を清潔に保つことが大切です。

さらに、庭の土壌を定期的に耕して排水性を高めることも、湿気対策として効果的です。

木材の管理と設置場所の注意点

庭に木材を置く場合は、設置場所と管理方法に注意が必要です。

木材を地面に直接置くと、土からの湿気を吸い込みやすくなりシロアリが集まりやすくなります。

ブロックや石などを敷いて地面から浮かせることで、湿気の吸収を抑えることができます。

また、住宅の基礎や外壁に近い場所に木材を置くのは避けましょう。

シロアリは地中の蟻道を通じて木材から家屋へ侵入することがあるため、基礎付近に餌となるものを置かないことが重要です。

ウッドデッキや木製フェンスなどの木製エクステリアは、防腐処理や防蟻処理が施された製品を選ぶと長持ちしやすく、シロアリ被害のリスクを下げることができます。

表面の塗装が劣化してきたら、早めに再塗装やメンテナンスを行いましょう。

防蟻処理と専門業者への定期点検

シロアリ被害を未然に防ぐためには、防蟻処理を定期的に行うことが効果的です。

市販の防蟻剤を庭木の根元や木材の周囲に散布することで、シロアリが近づきにくい環境を作ることができます。

ただし、市販品は効果が限定的なこともあるため、より確実な予防を求める場合は専門業者による防蟻処理の施工を検討しましょう。

また、シロアリ被害は目に見えない場所で進行することが多いため、定期的に専門業者へ点検を依頼することが安心です。

一般的に、5年に1度を目安に床下点検や防蟻処理の更新を行うことが推奨されています。

早期発見・早期対処がシロアリ被害を最小限に抑える最善の方法です。

シロアリ駆除業者『駆除ザウルス』について

シロアリ駆除を業者に依頼するなら、完全自社施工で仲介手数料がかからない駆除ザウルスがおすすめです。

見積もり・現地調査は無料で、国家資格含む有資格者が最短即日でお伺いするため、被害が深刻な場合でも素早く対処してもらえます。

テレビ・メディア出演多数の実績を持ち、万が一再発した場合も最長10年間(施工内容により異なる)無償対応してもらえます。

まとめ

庭木にシロアリが発生した場合、放置すると木が内側から弱って倒壊する危険があるだけでなく、家屋への侵入・構造材への被害へと発展する恐れがあります。

シロアリが好む庭木の種類を把握し、湿気対策や定期的な剪定、木材の適切な管理を行うことが予防の基本です。

庭でシロアリを見つけた際は、市販の殺虫剤で対処しようとせず、発生場所が住宅の基礎に近い場合や対策から5年以上経過している場合は、早めに専門業者へ相談することをおすすめします。

タイトルとURLをコピーしました